インクを使い切りましたヨ。
このタイミングを待っていましたヨ。
ペン先をお風呂に入れて差し上げましょう。
万年筆 初お手入れの巻、です。
こよなく愛する万年筆は、プレジール氏。
毎日使っているし、特に異変も 使いにくさもないので、実はもう少し経ってからでいいのかもしれません。
けれど。
ふふ。
けれどやるのです。
手順は簡単です。
空になったインクカートリッジを外して、ペン先と首軸のみにします。
インク汚れがペン先にも軸の内側にも付着しておりますね。
まず、予洗いです。
ペン先を下に向けて、上からぬるま湯を流します。
さぁ〜っと、インクが流れ落ちてゆきました。
しゃぶしゃぶ 振り洗いもして、大まかな汚れは落ちました。
さあ、お風呂に ちゃぷりと。お湯加減はいかがですか。
じわじわ〜ん と、もっとお湯に汚れが滲み出てくるものと思っておりました。
予洗いがしっかりめだったのでしょうか。お風呂の中でゆらゆら揺らしてやると、ペン先から スーッと 控えめなインクの筋が描かれる程度。
何度かお風呂のお湯を入れ替えたりしないといけないんだろうなとも思っていたので、アレレとなりました。
そして、使い込んだ万年筆なら一昼夜の長風呂にもなるだろうところ、今回は日も浅いというので短時間コースを想定です。
3時間経過〜。。。
お風呂のお湯は、お湯から水に変わっただけで、見た目はさほど変わらずでした。
上がっていただきましょう〜。
仕上げにもう1度、ぬるま湯が軸の中を通り抜けていくように、しゃぶしゃぶ洗いで清めます。
お風呂上がりは、柔らかい布で優しく拭いて乾燥を。
1日ちょっと寝かせてあげたら完全に乾いてくれますね。そうしたら、新しいインクを装着。
お風呂デーの終了です。
ところで、次回までに スポイト を用意しておこうと考えました。
お風呂の中、軸側からシュポシュポやるのです。ジェットバスです。
今回、軸の内側に汚れが残って終わりました。
ティッシュや綿棒でも どうにも取り切れず、クリーナーを使って洗浄する方法に、スポイトが使われているのを見ました。
シュポシュポとお湯を吸い上げ、吐き出し、その動きで、中の汚れを押し出せるようでした。
やってみたーい、となりました。
うん、何事にも やはり学びはありますね。
さぁ、要領はわかりました。
次もまた、プレジール氏に気持ちよくお風呂に入っていただけるよう、腕を磨きます。